2000年 韓国
【監督・脚本】パク・チャヌク
【脚本】キム・ヒョンソク、チョン・ソンサン、イ・ムヨン
【原作】パク・サンヨン
【あらすじ】
1999年10月28日深夜、JSAで北朝鮮の兵士2名が射殺される事件が発生した。容疑者である韓国軍兵士イ・スヒョク（イ・ビョンホン）と現場に居合わせた北朝鮮兵士オ・ギョンピル（ソン・ガンホ）の証言は大きく食い違い、捜査は中立国監視委員会に委ねられることに。捜査のため現地に派遣された韓国系スイス人の将校ソフィー・E・チャン（イ・ヨンエ）は、事件の関係者たちと面会を重ねながら真相に迫るが、そこには思わぬ真実が隠されていた。（映画.comより）【U-NEXTで視聴】
今更ですが…。
韓国ドラマを観るようになって数年、映画も随分観てきましたが、実はこのあたりの作品は観ていないものが多い…汗。
おおよそのあらすじは知っていたので、なんとなく観たような気になっていたんですね…私。
今や世界的に有名なキャスティング。
監督も『オールドボーイ』や『お嬢さん』などのインパクトある作品を作られているパク・チャヌクssi。なんとも全てが贅沢な作品。
ＪＳＡ（韓国と北朝鮮の境界線板門店に設けられている共同警備区域) で北朝鮮の兵士の2人が、韓国兵に銃殺される事件が起こる。
犯人と生き残った北朝鮮兵の供述が食い違うのはなぜか？
この作品が作られたのは23年前。
金大中氏が大統領になって、北朝鮮と韓国の初の首脳会談が行われた年ですね。
南北統一が実現するかもしれないという希望と、兵士（国民）レベルでの気持ちだけではどうしようもない現実がしっかり描かれた作品でした。
本当にこの時代でなければ作られなかった作品ですね…。（今、こういう作品を作れるか？いや、作ろうと思う人がいるか？って感じですが）
イ・ビョンホンssi若いわ…実は韓流人気ですごかったけどその頃は興味なし笑。最近になって良さがわかってきました。
ソン・ガンホssiはこの頃から変わってない（見た目も演技力もさすが）この方が出てるだけで安心感あります。
イ・ヨンエssiは美しい…この後『親切なクムジャさん』にも出てらっしゃる！
シン・ハギュンssiこういう役どころは間違いない！ドラマ『交渉人』や『怪物』での記憶も新しい。
キム・テウssiも若い〜！『仁哲王后』での意地悪な方ですが…笑
真相が全てわかって、迎えたラスト。
この後、ギョンピルはどう生きていくのだろうか…白黒の写真に胸が苦しくなりました。
今更でしたが…観て良かった。
ちょっと、この頃の作品をあれこれ観てみようかなと思っています。